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1歳10ヶ月の頃、髄膜炎の後遺症で聴力を完全に失った経緯を持つ斉藤りえさんが、4月の統一地方選で東京・北区議選への立候補を表明しました。

25日に国会内で記者会見を行った際には、スケッチブックに綴ったメッセージを1枚ずつめくってその出馬理由を語りました。

斉藤さんは自叙伝である筆談ホステスで一躍時の人となり、同作品は映画化もされています。

耳が聞こえない~事をあえて武器にして、ナンバーワンホステスまで上り詰めた斉藤さんの出馬の理由は、やはり社会福祉の充実が中心でした。

女性の社会進出や子育て少子化問題の解決を促進したいという考えを、書き連ねたスケッチブックのメッセージで伝えていました。

耳が聞こえない聴覚障害者でも地方選挙に出馬する事が出来ると言う勇気を、同じ障害を持つ人達は受け取った事でしょう。

今後選挙が行われ、もし斉藤さんが当選する事になった時、多くの聴覚障害者にも議員への道が開けることにもつながる良い機会だと思います。

また、この機会に聴覚障害者に対する偏見やイジメなどを行う人の意識の改革もされるのが一番望ましいと考えます。

はらいかわてつや
リッチマンからの贈り物