「検討」という言葉を口癖にしない

こんにちは、はらいかわてつやです。

あなたは、仕事を誰かから任されそうになった時や、誰かに仕事を任せたい時に、

「分かりました。それでは検討しておきます」

「どうかご検討ください」

というような言葉を、直ぐに言ってしまってはいませんか？

そのような言葉は、仕事が全く出来ない年配者が言っている、常套句です。

気をつけておかなければいけないのは、まだ歳が若い人にすら、このような仕事の出来ない年配者が言っている口癖が、伝染ってしまう可能性がある事です。

「検討」という言葉は、「よく調べて、良いかどうかを考える」という意味です。

つまり、チャンスが今、目の前にあるのにも関わらず、飛びつく事に躊躇して考えてしまう事によって、優柔不断な決断のまま、そのチャンスを一瞬で遠ざけてしまっています。

この言葉は、出来る仕事を出来なくしてしまう、非常に恐ろしい悪魔の言葉なのです。

その事を決して、忘れてはいけません。

今すぐやればお互いの情熱は高いままなのに、「検討」とあなたが口にした瞬間、相手の熱意が急激に冷めてしまいます。

そしてあなたが相手から見放されてしまう事により、あなたの輝かしい未来は先送りになって、いずれ永遠に実現されなくなります。

また、断りたい仕事を任されそうになった時も、今直ぐあなたが断ればお互いの貴重な時間を無駄にせずに済んだのに、「検討」とあなたが口にした為に決断が先延ばしされてしまって、結果、お互いの膨大な時間を奪い合ってしまいます。

やるならやる、やらないならやらないと即座に決めなければ、お互いがお互いに「検討」と叫び合いながら、あなたも相手も冴えない人生のまま、空しく一生を終えてしまうでしょう。

世の中は「検討」という言葉を頻繁に使う事によって、一見、相手の気持ちを尊重し、見事に序列が出来ているように感じているかもしれません。

しかし、人の上に立つような素晴らしい人生を送っている人達は、「検討」という言葉を滅多に使いません。その場でYESかNOかを決断する事によって、次々と夢を実現させていっています。

逆に人に使われる側の人間達は、「検討」という言葉ばかり使います。そしてその言葉に埋め尽くされてしまっており、何も成し遂げられない惨めな人生のまま、一生を終えてしまっているのです。

あなたは惨めな人生を送りたいですか？送りたくないのでしたら、のんびり「検討」している場合では、ないのです。

誰かから仕事を任されそうになった時に、「検討しておきます」と、その場しのぎの嘘をつくのはやめましょう。

そして、受けるならその場で快く引き受け、断る時はハッキリと、その場で断るようにしましょう。

はらいかわてつや