16日、エジプト軍が空爆したのはリビア国内に占拠するイスラム国の訓練施設並びに武器庫でした。

リビアには、イスラム国と名乗り世界中から信者並びに武装戦力となる人員を集めて、周辺諸国を制圧しつつある現在の中東の脅威の一つが勢力を拡大しつつありました。

そこへエジプトが空爆を行った背景には、空爆前日の15日に、リビアに出稼ぎに来ているキリスト教徒21人を無残に殺害する映像を流した事を発端としています。

今までイスラム国への報復として他国に介入する事の無かったエジプトが、とうとう怒りの鉄槌を下すべく踏み切ったのが、今回の空爆なのです。

キリスト教徒を殺害したとされる映像は世界中に配信されましたが、その残虐な映像に憤りつつもイスラム国の武装集団の進軍を中々阻められないジレンマがある様です。

リビアは、アフリカ大陸にある国の一つで隣接する国は6ヶ国、地中海に面しています。

2011年に42年間続いたカダフィ政権が崩壊して以降は内戦状態が続いている事から、イスラム国の進軍の標的の一つとなった事は否めません。


リッチマンからの贈り物

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