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こんにちは、はらいかわてつやです。

あなたがサラリーマンとして会社で日々を過ごしていますと、上司や後輩等の結婚式や同窓会、その他の様々な行事に関わる事は、よくある事でしょう。その中であなたが乾杯の音頭を依頼されて取る事になったという経験も、何度もしてきているかもしれません。

しかし、そんなあなたには、是非ともこの事は覚えておいて欲しいです。

それは、乾杯の音頭を取る前の挨拶が長い人は、周りから嫌われてしまうという事です。

乾杯の音頭の前に長々と雑談をする人は、非常に多くの数がいます。

私が今までに参加してきた行事で関わってきた中では、最も乾杯の前の挨拶が長い人は、なんと45分間もかけて長々と挨拶をしていました。

また、とある行事で司会をしていたある女性は、乾杯の音頭の前の雑談を10分以上していました。余りにも前置きが長いゆえに私が「そろそろ、乾杯の指揮を取ってください」と口を挟んでしまったのですが、あろうことか彼女は私の意見に対して逆ギレのような反応をして機嫌を損ねてしまい、ますます長い時間を掛けて雑談をしてしまっていたのです。

その時は司会がそのような身勝手な態度を取ってしまっていましたが、しかし、その時は誰も彼女の話を聞いておらず、彼女が1人で話をしている間にお酒や食事を済ませてしまっていました。

実は司会の話は、その場に参加している人は全く耳を傾けていないのです。しかし、司会の人は「司会」という自分に与えられた役割を十分に果たそうとするあまり、周囲に自分の言葉を聞いて欲しいと思い、乾杯の音頭の前に長々と演説してしまうのです。

これでは、ますます周囲から嫌われてしまうという悪循環が起こってしまいます。

私のこの話に関して、「笑い事だな」と、あなたは思ってしまっているかもしれません。しかし決してこれは笑い話で済ませて良い話ではありません。

再び言ってしまいますが、乾杯の挨拶が長いと、周りから嫌われてしまうのです。

その場にいる人は皆、司会が乾杯をする事を待っています。それなのに何故司会の人は「乾杯!」という一言をなかなか言う事が出来ないでしょうか?

周囲が望んでいる事に反してしまっているから、嫌われてしまうのです。ですので乾杯の音頭を依頼された時は、余計な事を言わずに乾杯を取るようにしましょう。

何事も、多すぎる事は少なすぎる事よりも、遥かに罪が重い事なのです。

超過は不足より遥かに罪が重いことに気付きましょう。それこそが、大人のマナーの第一歩になる事なのです。

ご参考までに。

はらいかわてつや

リッチマンからの贈り物