昨年、ソニーから完全分社化して独立したパソコン事業会社となったVAIOですが、この度新機種を投入する事になりました。

分社化以前、ソニー時代に作った赤字を黒字にするべく立ち上げられたこの会社は、ソニー当時の従業員1000人のうち800人をリストラして、生産ラインも必要最小限にまで縮小してのスタートとなりました。

生産工場のある長野県安曇野市豊科では、ソニーのともしびが安曇野から消えると嘆かれましたが、VAIO新機種導入で再び燦然と輝くかも知れません。

今回導入する機種は、VAIO Z(約19万円)とクリエイター向けタブレットPCのVAIO Zキャンバス(約20万円台後半)です。

VAIO Zは16日から受注を開始し、VAIO Zキャンバスは5月の発売を予定しています。

VAIOは、これら2機種を30~35万台販売する事を目標とし、黒字化を目指す方向です。

しかし、完全に独立した分社化したとはいえ、過去に起こしたリコールなどの負の実績を完全に払拭し切れていない現状を、いかに打破して売り上げ拡大に繋げるのかが今後問われていくでしょう。

また、今後は格安スマホ事業にも参入して、ハード面だけではなくソフトや通信事業にも積極的に参画して行く方針です。
リッチマンからの贈り物

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