安川悪斗
女同士の喧嘩は恐ろしいとは言いますが、それはないだろうと言いたくなるようなことが女子プロレス会場で行われました。
ハッキリ言って女子プロレスとは名ばかりのただの暴力です。

その試合は22日に後楽園ホールで行われた安川悪斗と世IV虎の対戦でのことです。
プロレスはどんなに激しい内容になってもエンターテイメントの枠を越えてはいけないと思うのですが、試合直後に安川悪斗に顔面ストレートを決められた世IV虎がキレてしまったようなのです。
そのキレ方がプロとしての行為をはるかに超えている内容でした。
馬乗りになりグーで顔を殴り続けた世IV虎。
安川側の適切な判断により世IV虎のTKO勝ちになったものの、安川の目や顔は腫れあがり流血もしていました。
すぐさまバックステージで応急処置を受けるも都内の病院に救急搬送されたそうです。

安川悪斗は昨年末に白内障の手術を終えたばかりの復帰戦でした。
そのような状況を世IV虎が知らないわけはありません。
顔を狙うにしても、プロとしてやってはいけないラインがあるはずです。
当然のことながら会場は紛糾し、大混乱となりましたが世IV虎は無言で控室に去ったそうです。
その振る舞いにも無責任さを感じずにはいられません。

その後ブログで「ハートは折れちゃいない」と語った安川悪斗ですが、万が一復帰出来ないようなことになればそのハートも砕けてしまうのではないかと心配になります。
特に女子プロレスに熱い想いがあったわけではないですが、このようなプロがいることが残念でなりません。

はらいかわてつや
リッチマンからの贈り物