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こんにちは、はらいかわてつやです。

この世の中には、何かにつけて寄付を強要してくるような人が、非常に多くの数でいます。

あなたが勤めている会社にも、新たな事業の立ち上げ等をする為にその場にいる人達に向かって「皆で助け合いましょう!ですので寄付をしてください!」と、声高々に言ってくるような人が、必ず1人はいるでしょう。

私達人間は、人間同士で形成している社会という輪の中で生きている限り、自分以外の誰かの助けが必要ですし、逆に相手を助ける事も時には必要になります。

その点だけを考えてみますと、新しい事へ自分が挑戦するにあたって、それを一人で勝手にしようとするのでは無く「皆で一緒にする」ものだと考える事は、私達が社会の中で生きていく上では不可欠な事ですし、人としても非常に尊いものだと感じられるものでしょう。

しかし、それはあくまで意識の持ち方としての尊さです。ですので、決して誰かに強要させるものではありません。勿論の事ですが、誰かが強要出来るようなものでも無いのです。

これから始める事に対して多くの人達の力を借りようとする時に、最も必要になるのは自主性です。自分が先ず率先してやりたい事に対して具体的に行動をする事で、協力を促したい相手から好感を持って貰えるのです。

では、あなたの職場にいるような、寄付を強要してくる人はどうでしょうか?大抵は、ただ単に「寄付してください」と周りに言うだけになっているでしょう。肝心の挑戦したい物事に対しては、「先ず皆が寄付をしてくれないと」という、人任せでいい加減な態度を取っている筈です。

つまり、自分に自主性が無い事に、相手は全く気付いていないのです。

誰かに協力を促したいのであれば、先ずは自ら率先して行動を起こすべきです。ですので、寄付を募っているのでしたら、先ずは自分が募る相手の誰よりも多くの額を寄付するべきです。

そのような行為に、能書きなんて物は、一切必要ありません。

寄付を募りたいと言いだした本人が、寄付をしてくれる人のお金を頼りにしているようでは、説得力がありません。そんな説得力が無い人にあなたがお金を渡してしまうのは、余りに馬鹿げています。

もしあなたに寄付を強要してくる人がいた時は、「あなたが一番初めに、誰よりも多く寄付をすべきでしょ?」と、伝えてあげましょう。

やりたい事に対して使う多額のお金というものは、他のどのような物よりも説得力を持たせてくれます。

「お金はないけど熱意だけは自分にはあるから、従うべきだ」と周りにアピールするよりも、「熱意よりも先ずはお金を出す。だから協力して欲しい」という考えを持って周りに協力を頼む方が、人として尊い存在になれるのです。

ご参考までに。


はらいかわてつや


リッチマンからの贈り物