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こんにちは、はらいかわてつやです。

今回は、私が実際に体験したとある話を元にして、あなたに知って貰いたいアドバイスをお伝えしましょう。

私は以前、仕事の関係で、とある有名な駅に直結している、とある一流ホテルに滞在していました。

その時は何日もかけてこなさないといけない仕事に関わっていた為、私はそのホテルに連泊をしていました。ある日の事です、私は自分の部屋がホテルのスタッフによってベッドメイクをされている間、ホテルのフロントの前にあるソファーに腰掛けながら、仕事に使っている資料に目を通していました。

すると突然、私の目の前に1人の女性が現れました。仕事では勿論、プライベートでも一度も会った事が無かった人でしたので、私は彼女の事を不思議に思いながらも「何か用ですか?」と尋ねてみました。

すると、なんと彼女は私に向かって、とあるメンバーカードの入会勧誘をし始めたのです。

余りに突然にされた事で、私は始めは放心状態になりましたが、余りにも強引に勧誘をしてくるので、段々と嫌気が差してきて、露骨に「迷惑だ」と分かるような顔を相手に向けてみたりしました。

しかし、それでも彼女は私の気持ちなぞ知らないという態度で、一方的にメンバーカードについての説明を続けていました。

彼女は恐らく、勤めている会社から厳しいノルマを設けられているのかもしれません。しかし、顧客の気持ちを無視して強引な勧誘をするので、私は憤りを感じてきました。

遂には、彼女は私の仕事用のカバンの上に、勝手にメンバーズカードの資料を並べ始めたのです。

相手を無視した余りの彼女の身勝手さに、私の怒りは頂点に達しました。そして彼女に向かって「囲い込まれるのは嫌いです。」と、伝えたのです。

すると、彼女は勧誘する事を諦めたのか、私の元からようやく去ってくれたのです。

よかれと思ってやっている顧客の囲い込みは、実は顧客のためではなく自分の為でしかありません。

あなたも、営業として厳しいノルマを設けられていると、ついつい私がホテルで出会った女性のような事を、勧誘している相手に対して行ってしまっているかもしれません。

しかし、そんな事をしてしまうと、相手から信頼を失ってしまいます。あなたと契約をしてくれた筈の顧客までを、あなた自身の態度のせいで手放してしまうかもしれないのです。

勧誘をする時は、決して相手を囲い込む事はやめましょう。顧客が納得してあなたの勧めるサービスや商品を買ってくれる事が、営業にとっては一番幸せな事であると、気付いてください。

ご参考までに。

はらいかわてつや


リッチマンからの贈り物